2011 July

Paris

   
 
 
7月に入ると既にチラホラとヴァカンスに出るヒトが増え、サンジェルマンのなじみの顔も見かけなくなって行く。日本からの留学生の方々の帰国も近くなり、ご挨拶に来て下さるのも恒例のこの季節。論文が終わって晴れやかな方々にお会いするのも、とても刺激を受ける。大好きなラ・デュレの「すみれの砂糖がけ」を頂く。フランス語ではクリスタリゼと言うけれど、本当にガラス細工の様に美しい。

 

Paris

   
 
 
帰国を1週間後に控えて、仕事も忙しいけれど「ご挨拶」も忙しい!いつものホームのイタリアンにも行く時間がないので、クライアントとのディナーが終わった後にご挨拶に伺う。シャンパンを頂きつつ仕事の話やサンジェルマンの最近のお話。朝のカフェのために、と自家製のトリュッフを持たせて下さる。トリュッフと言ってもコレは「マスカルポーネ・チーズのカカオがけ」、濃厚で本当に美味しい・・・。

 

Paris

   
 
 
エアラインのクルーの友人はコスメの情報も早くて、いつも「コレっ」と言うものをお土産に下さる。フェイス用のシートパックはもうおなじみだけれど、コレはハンド&フットシート。早速冷やして使ってみる。歩きつかれる香港の出張などにホントによさそう!

 

Paris

   
 
 
デザイナーである私は、「誰々のデザイン」と言うモノを飾る事にはなかなか抵抗がある。アノニマスである事、オリジナリティがあることが私にとってはとても心地が良いから・・・。でも敬愛する友人の作品はまた別。イラストレーターの友人の作品や、写真家の友人のオリジナルプリント、尊敬する画家の友人の油絵などなど。そんな方々に囲まれて生活している事にも感謝!野の花を撮影したポストカードが届き、早速アクリルのケースに入れる。とBOX ARTのようで美しい。

 

Tokyo

   
 
 
東京に帰って来るとその暑さと湿度には驚くけれど、夏バテをしない私は日本ならでは、の美味しいモノを頂くことに。フランスのさくらんぼはアメリカンチェリーだけれど、日本のこの小ぶりで透明感のあるさくらんぼが大好き。自分で作ったガラスのお皿に盛って・・・。

 

Tokyo

 
 
 
ようやくパリのアパルトマンの改装も最終段階。日本からお気に入りのモノを少しずつ持っていく。私が生まれると言うので祖父がオーダーしてくれたイニシャルの入った銀のミルクカップとベビースプーンのセット。幼稚園の時に使っていた写真も残っていて思い出深い品物。磨きながら亡き祖父母を思う素敵な時間・・・。

 

Tokyo

   
 
 
湿度の高い日本で銀製品をピカピカに保つのはなかなか大変。そんな理由で長い間仕舞い込んでいた銀製品を出してきて、ひとつずつ磨く。結婚式の引き出物に主人とデザインしたスケールや祖父にもらったペン。アメリカに住んでいた頃に買った額縁など・・・。さまざまなシーンに思いを馳せながら、静かに過ごす朝。

 

Tokyo

   
 
 
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パリから帰国するやいなや、観測史上最高気温と言う今年の夏。こんな美しい「涼」の演出に感激。和食の繊細さと、空間の演出の繊細さで、しばし暑さを忘れる・・・。
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